これから、マスターズレスリング連盟の取り組みを皆さんにお知らせすることを目的に、事務局会議の動きや様子などをお知らせすることにしました。
今回は、1月24日(日)に開催される連盟の最大事業である「第15回全日本マスターズレスリング選手権大会」についてお知らせします。
本大会は、今までは新春早々の第2週日曜日に開催して来ましたが、少しでもゆっくりとお正月を過ごしたいという声が多くあったことを受けて、前田房子特定理事の凄腕?で会場の予約を変更することができ開催することになりました。これからも、第三週、第四週日曜日に会場を確保して開催していきます。本大会は、今回で15回目の節目を迎えますが、競技委員長を宮原厚次理事(強化委員長)が務めることになりました。第1回から競技委員長を務めていただいていた田村知一副理事長(財務委員長)は、「初めての大会は、少ない人と準備の時間も短い中、いつも計量を行っている地下の体育館にマット一面を敷いてやった」とご苦労があった本大会の始まりを懐かしそうに、いつも話してくれます。私たち競技役員は、先駆者の想いとご苦労を忘れず頑張らなくてはいけません。
第1回と言えば、途切れることなく毎回参加している“強者”もいらっしゃいます。今年も参加して記録更新をお願いします。
「300名を目指して」と豪語して大会の案内を行いましたが、本大会の新たな取り組みについてご紹介します。
1) インターナショナルの大会を目指して、大会をオープン化しました。外国人の参加を広く呼び掛けています。日本に滞在している外国人の方や外国のお友達に声を掛けてください。青山紫郎理事長は、「世界大会に東アジアの国が参加していない」と嘆いています。本大会を通してマスターズレスリングのアジアをはじめ世界的な広がりに貢献していきたいと考えております。外国からの参加も自己負担となりますが、間もなく、英文の実施要項をホームページにアップしますので、本大会の国際化のためにご協力をお願いします。
2) 「フレッシュマンの部」は、年々参加者が増え、レベルが上がって来ていることから安全面を考慮して、「30歳から45歳」と「46歳以上」に分けることにしました。前回大会は、朝日新聞の全国版に「オヤジレスラー続々参戦・全国大会に初心者部門 充実」と大きな見出しで紹介されました。マスターズレスリングも、社会的に認知されてきたようです。社会人になってレスリングを始めた皆さん!「勇気」を出してぜひ参加してください。
また、前回から始めた「ビギナーの部」への参加もお待ちしております。
3) 「女子の部」は、参加者が増えて来ていることと参加者の要望から、「30歳~45歳」と「46歳~以上」に分け、階級は、48kg、53㎏、58㎏以下、63kg、+63kgの4階級にしました。
女子レスリングは、少年少女レスリングといっしょに、福田富明日本協会会長と今泉雄策副会長がスタートさせて40年近くなりました。日本の女子レスリングの隆盛の「礎」となった女子レスラーの皆さん、もう一度、女子レスリングのさらなる普及発展の「礎」となっていただけるとうれしいです。今年、ギリシャで開催された「世界ベテランズ選手権大会」にも女子レスリングが新しく採用されましたが、今回の参加はありませんでした。来年は、女子レスラーの初めての参加者が出ることを期待します。
少年少女レスリングなどでレスリングに出会い、始めたお母さんレスラーのみなさんなどの参加も大歓迎です。
4) 60歳以上の大会参加者が少なくなっていることから、「ビギナー部」と同じくトーナメントではなく、ワンマッチ形式の「シルバーの部」を新設しました。私もそうですが、60歳を過ぎると体力が低下し、首をはじめ膝などいたるところの関節が硬くなってきます。学生時代にレスリングに汗を流していても、仕事の忙しさから運動と遠ざかっていた体はうそをつきません。
試合でのケガをしないことを第一に考え、試合をする選手の実力が分かる対戦相手を決めて、申し込みをできるようにしました。対戦相手の年齢は問いませんので、日頃練習している人、永遠のライバルや憧れのレスラーなどにお願いして申し込んでください。対戦者が見つからない方は、お気軽に事務局までご連絡ください。
大会終了後には、恒例の「マスターズレスリング交流親睦会」を行います。大会会場から歩いて5分、美しい夕日の富士山が見ることができるレストラン「さくら」で行います。毎回、試合後の開放感も手伝って盛り上がります。マスターズレスラーならではのスピーチに、大爆笑や大感動もあり談笑の輪が広がります。家路へのお帰りは、最終便か終電を予約して参加していただけるとうれしいです。
事務局会議は、今泉朝雄理事(総務委員長)、岡田英雅理事(広報委員長)、山崎哲也理事、薮井秀一郎理事で行っております。30代、40代の理事に囲まれ、飛びかう言葉の説明を求めることも多くありますが、活発に協議をして楽しく行っております。
皆さんと大会でお会いできることを楽しみに、素晴らしい大会となるように準備してまいります。
事務局長 村本健二